越志旅館

　「越志」は全国的にも大変珍しい苗字ですが、明治初期より名乗っております。神社のお札を配り布教活動を行っていた神職“御師”より取ったと伝えられております。

　当館には客室8室および神殿、広間、茶室があり、講の皆さまはもちろん、観光や長期滞在でお越しくださるお客さまに、ゆったりとおくつろぎいただけますよう心がけております。大学のゼミ、茶会、散策、バードウォッチング、カメラ・絵画などの趣味の会などのみなさまに喜ばれております。

　当家の神殿は、旧坊・院時代には『道場』と呼ばれており、内部には仏具、仏画が多数収納されております。現在では、各聚長宅と同様正面に戸隠神社をお祀りしておりますが、御扉の奥には、大日如来様、お不動様、弁天様、帝釈天様など廃仏毀釈の難を免れた仏様を安置いたしております。

　お昼のおそば・夕食のお料理は、築250年の茅葺き屋根に守られた風情ある広間でお召し上がりいただけます。お気軽にご予約ください。

　おもてなしそばは、宝光社の旅館組合員の女将たちによって創作された名称でございます。命名の動機となったものは、「そばきり」は本来のおもてなしの心を持って、お客様に召し上がっていただくという、その心を大切にしたからであります。

　お茶会、お稽古、生け花の会などにいつでもご利用いただける茶室がございます。