宿坊　岸本

　神明奉仕のかたわら、講中および参拝者の求めに応じて、心の問題をはじめとするさまざまな相談に応じ、解決に向けての一助となって喜ばれております。

　秋葉信仰発祥のところとしても知られる当館は、戸隠神社の聚長社家としていにしえより神社大鳥居の左となりに位置しており、講をはじめ、全国の参拝者を受け入れております。

　本殿は宝暦4（1754）年に建てられた歴史ある建物で、約250年の風雪を経て老朽化しており、現在は仮神殿にておまつりしております。明治以前の神仏混淆の祭祀形態を継承し、現在に至っております。

　神社境内地に地続きの静かな宿として、口コミでおいでなるお客さまが多数いらっしゃいます。山菜など四季折々の山の幸をふんだんに使い、手打ちそばを中心にすべてていねいに手づくりした料理でおもてなしいたします。

　境内で穫れる山ぶどうを、毎年丹精込めて山ぶどう酒にしており、ご希望に応じてお出ししています。

　当館のまわりには様々な野鳥がさえずり、庭園にはシラネアオイ、雪割草、カタクリなどの山野草をはじめ、福寿草やぼたん、シャクヤク、そして夏には山ユリが咲き乱れてカラスアゲハが遊びます。秋には秋明菊や紅葉が美しい「花の庭」でございます。どうぞゆっくりとお楽しみください。