随神門

宝永七年(1710)の建立で、三間一戸の入母屋造り、正面の柱は四本だが後ろに八本の控柱がある八脚門で、屋根は茅葺きです。
戸隠神社の中で最も古い建造物と云われています。

左右に随身像を備えた随神門は神域に邪気・邪悪なものが入るのを防ぐ門で、お寺の仁王門と同じ働きをします。
ここも元々の神仏習合時代には仁王門であり、かつては仁王像が祀られていました。現在は明治の神仏分離に伴い、善光寺隣の寛慶寺に移されています。
またこの時は自然に仁王像と随神像が入れ替わった神社が多く、随身像も口を開いた「阿」と、閉じた「吽」の阿吽の像になっているといいます。

戸隠では左右の像を「
櫛石窓神(くしいわまどのかみ)」「豊石窓神(とよいわまどのかみ)」と称しています。